maxon AD-80 Analog Delay

maxon_AD-80.JPG70年代後半に発売されたマクソンAD-80。現在ではリイシューが発売され更にそのリイシューさえも絶版となってしまうほどのレア物です。
同じ品番でIbanez TS-808と同じ筐体に入った物もあります。こちらの小さい方が先の発売だったと記憶しています。

ディレイタイムが300msとデジタルディレイに慣れきった現在ではすごく短く感じられますが、実用的には充分なエコー効果を発揮してくれます。
しかしアナログ・ディレイの良さは何と言ってもショートディレイ時の太さ、発振時の広がり方にあります。

このAD-80は少しでもディレイ音を原音に近くしようという開発努力なのか、多少ローカットフィルターが掛かっています。なので普通のアナログディレイのように「鼻に突く低音」はうまくカットされています。
また発振時には、アナログのコモりとローカットによってフィードバックのような倍音に聞こえてきて、何とも独特な空間を作ってくれます。

電源も18Vで扱いが不便ですが、やはり空間系の素子を動かすには電源の余裕がないといけません。その辺はマクソンの本物へのこだわりを感じます。
残念ながらリイシュー版では10Vになり、発振もうまくできないようです。

古いエフェクターは開発者のこだわりと手間が掛かってます、改めてそう感じました。
posted by fx at 07:50 | ディレイ

YAMAHA DDS-100 Digital Delay Sampler

YAMAHA DDS-100 Digital Delay Sampler最近このヤマハ100シリーズ(正確にはSDSシリーズと呼ぶらしい)は多少レアになっているらしいです。確かにこのシリーズはひとつひとつ凝った作りと言うか、普通のエフェクターにプラスアルファの機能を加えていますね。

ここで紹介するDDS-100は一見普通のサンプラーに見えますが、この時代にしては珍しく1400ms(1.4秒)までのディレイタイム&サンプラーの録音ができます。BOSSのDD-3が800msに対して大幅に長くなっていますね。

モード切り替えスイッチのおかげで、サンプラー機能を意識せず、ごく普通のデジタルディレイとして違和感無く使えます。しかも1.4秒のロングディレイまでです。

音質はさすがにデジタルですので、ほぼ原音のままの音が返ってきます。

そしてサンプラーは多機能です。録音モードと再生モードがあって判りやすいのですが、更に重ね録音ができます。一度録音したフレーズに対して更に何重にもフレーズを重ねて録音できます。
さすがにこの機能は複雑ですので、マニュアルを見ないと操作できません。マニュアルはヤマハのホームページからダウンロードできます。

ちょっとだけ変わったディレイが欲しい方には良い選択肢になると思います。
posted by fx at 05:53 | ディレイ