同じ品番でIbanez TS-808と同じ筐体に入った物もあります。こちらの小さい方が先の発売だったと記憶しています。
ディレイタイムが300msとデジタルディレイに慣れきった現在ではすごく短く感じられますが、実用的には充分なエコー効果を発揮してくれます。
しかしアナログ・ディレイの良さは何と言ってもショートディレイ時の太さ、発振時の広がり方にあります。
このAD-80は少しでもディレイ音を原音に近くしようという開発努力なのか、多少ローカットフィルターが掛かっています。なので普通のアナログディレイのように「鼻に突く低音」はうまくカットされています。
また発振時には、アナログのコモりとローカットによってフィードバックのような倍音に聞こえてきて、何とも独特な空間を作ってくれます。
電源も18Vで扱いが不便ですが、やはり空間系の素子を動かすには電源の余裕がないといけません。その辺はマクソンの本物へのこだわりを感じます。
残念ながらリイシュー版では10Vになり、発振もうまくできないようです。
古いエフェクターは開発者のこだわりと手間が掛かってます、改めてそう感じました。